辰年に寄せて、素晴らしいメッセージに出会いましたので、ご紹介したいと思います。
ブータン国王が、東日本大震災の慰問にいらしたときに語られたという逸話です。
皆さんは、龍を見たことがありますか?
『ワンチュク国王から教わったこと』PHP研究所
私はあります。王妃もありますね。龍は何を食べて大きくなるのか知っていますか?
龍は、経験を食べて大きく成長していくのですよ。
私たち一人ひとりの中に「人格」という名の龍が存在しているのです。
その龍は、年を取り、経験を食べるほど、強く、大きく、なっていきます。
人は、経験を糧(かて)にして、強くなることができるのです。
そして何よりも大切なことは、自分の龍を鍛(きた)えて、きちんとコントロールすることです。
この「龍」の話を、私がブータンの子どもたちにする時には、同時に、「自分の龍を大切に養いなさい、鍛錬しなさい」ということを言っています。
わがままを抑えることや、感情をコントロールして生きることが大切なのです。
人格という名の龍を飼っている私たちという魂。
自分の魂の願いを叶えるには、人格を鍛え、強くすることが必要です。
今までの経験を消化し、2024年の年初から始まった経験も、これから出会う経験も消化して、自分自身をより大きく、より強く養っていきましょう。